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映画の感想です。アーカイブであり、状況に応じてコンテンツは非表示になることがあります。

『Brian and Charles』感想レビュー!孤独なウェールズの発明者のロボット愛を描く

『Brian and Charles』はこれも友情映画と言えるのかもしれません。 ブライアンとチャールズでデビッド・アールが演じたあごひげを生やした眼鏡をかけたオッドボールであるブライアン・ギッティンズは、最初はマーク・マロンのだらしないウェールズのいとこ…

『The White Fortress』感想レビュー!イゴール・ドルヤツァの描く世界

『The White Fortress』はアカデミー賞級の見応えありです。 ホワイトフォートレスが開くと、20代のカップルが一晩立った後、お互いに無礼な別れを告げ、彼女は彼の寝室の壁を飾っているポスターにコメントします。ハワイのプロモーションイメージとペアの交…

『A Piece of Sky’ (‘Drii Winter’)』感想レビュー! 死に直面している若いカップルを描く

『A Piece of Sky’ (‘Drii Winter’)』はまるで思想を手でこねくりまわすような感覚の作品です。 スイスの映画製作者ミヒャエルコッホの2番目の特集であるAPiece of Sky(Drii Winter)は、春に咲くが、スイスアルプスで不幸が訪れる季節のように変化しなけれ…

『Everything Will Be OK』感想レビュー!動物が人間を征服したオーウェルの世界へ誘う

『Everything Will Be OK』は変な映画です。 家族を一掃したカンボジアのクメールルージュ政権の生き残りであるAuteurの作家兼監督のRithyPanhは、他に類を見ない映画を制作しています。それらは主に猛烈に知的で実験的で厳密ですが、見るのは簡単ではありま…

『るろうに剣心 最終章』2部作感想|あまりにもったいない終幕だった理由

この実写映画版『るろうに剣心』最終2部作は、総製作費50億円、撮影期間7か月、エキストラ延べ6000人、キャスト&スタッフ約2,200人という超大規模なプロジェクト。昨年公開の予定から1年近くの延期を経ての公開となりましたが、緊急事態宣言ど真ん中の最悪…

『100日間生きたワニ』がめちゃくちゃ良い映画で本気でびっくりしたという感想(ネタバレなし)

試写で、2021年7月9日公開予定のアニメ映画『100日間生きたワニ』を観たので、ネタバレなしで言える感想を、簡潔に記しましょう。 結論としては、す…すげえ…!また『カメラを止めるな!』の上田慎一郎監督がやってくれました…! 何がって「なぜ素晴らしいか…

映画『式日』レビュー|庵野秀明監督のねらいと『シン・エヴァンゲリオン劇場版』と合わせて観るべき理由とは

『シン・エヴァンゲリオン劇場版』を観ました……! 本作については、何をどう言おうがネタバレ、なんなら良かったか悪かったかという印象を言うことすらある意味ネタバレというとんでもないことになっています。なぜかと言えば、『エヴァンゲリオン』のテレビ…

『哀愁しんでれら』のラストを肯定したい理由

遅くなりましたが、今日の映画感想は『哀愁しんでれら』です。※記事の前半にはネタバレはありません。 開業医のイケメンと結婚するシンデレラストーリーだと思ったんだけど… ちょっとこれはヤバい映画を観たぞ……。何がって、凄まじく気持ち悪くて恐ろしくて…

映画『えんとつ町のプペル』酷評レビュー|物語の構造が姑息で、夢への向き合い方が徹底的に「not for me」だった理由

開からだいぶ時間が経ちましたが、今日の映画感想は『えんとつ町のプペル』です。 孤独な少年が「星を見る」という夢を追います。 同名の絵本のアニメ映画化作品です。 西野亮廣という人物および、この絵本および映画の宣伝手法についても、言いたいことが山…

酷評ネタバレ感想『ドラえもん のび太の新恐竜』多様性の訴え方が間違っているスーパー根性論映画

今日の映画感想は『映画ドラえもん のび太の新恐竜』です。 初めに告げておきますと、本作の評判は8月10日現時点で映画.comでは4.0点、Filmarksで3.9点とかなり好評です。アニメーションとしてのクオリティは高いですし、見せ場の連続でアドベンチャーとして…

ネタバレ解説 映画『のぼる小寺さん』のモヤモヤを解消させること

今日の映画感想は『のぼる小寺さん』です。(記事の前半はネタバレはありません) そろそろ上映が終了するタイミングで恐縮ですが、いや本当に良い映画だったので何度でも推したいのですよ! 要するに、 『桐島、部活やめるってよ』や『ちはやふる』に通ずる…

絶賛ネタバレあり感想 映画『透明人間』(2020)のラストの衝撃を本気で語る

今日の映画感想は『透明人間』(2020)です。(記事の前半はネタバレはありません) 1993年の『透明人間』のリブート作です。 まずは、結論。本作はホラーサスペンス映画の、そして「透明人間」というジャンルの1つの到達点と言える傑作です。全米では初登場…

ネタバレなし感想『エスケープ・ルーム』4DXも上乗せした脱出ゲーム映画がとんでもなかった

今日の映画感想は『エスケープ・ルーム』です。 「リアル脱出ゲーム」というものをご存知でしょうか。それは参加者が協力し、様々な手掛かりを見つけたり、謎を解いたりしながら、密室を脱出するという体験型アトラクション。日本はもちろん世界各地で人気を…

酷評ネタバレあり感想 映画『ヲタクに恋は難しい』オタクへの偏見を助長しかねない愚作

今日の映画感想は『ヲタクに恋は難しい』です(記事の終盤までネタバレはありません)。 もう最悪です(ゲッソリした表情で)。 監督・脚本は『銀魂』や『斉木楠雄のΨ難』などの福田雄一です。映画ファンのアンチが多い福田雄一監督ですが、個人的には今まで…

ネタバレありツッコミ感想『カイジ ファイナルゲーム』悪魔的ポンコツ映画だった

今日の映画感想は『カイジ ファイナルゲーム』です(記事の前半にはネタバレはありません)。 すごい。これはすごかったぞ。悪魔的ポンコツ映画です。結論から言えばまあどうしようもない出来なんですが、もはやダメぶりが突き抜けていて一周回ってキュート…

『アナと雪の女王2』4DX感想レポート!もはやアクション映画となった本編と相性抜群だ!

今回は『アナと雪の女王2』の4DX版の感想です。ひとまずは結論から申し上げておきましょう。今回の4DXは作品内容とバッチリと合っており、超オススメですよ!と。 ※4DXとは……“体感型(4D)”の最新劇場上映システム。座席が作品中のシーンとリンクし、座席が…

ネタバレ『映画すみっコぐらし』ラストの素晴らしさと“あの童話”の意味を語る【解説・感想】

今日の映画感想は『映画 すみっコぐらし とびだす絵本とひみつのコ』です。 そんなわけで尋常でないヒットと盛り上がりをしているこの『映画 すみっコぐらし』、公開2週目の土日2日間の興行収入は前週比150%を叩き出し、応援上映は発売開始から5分で即完売…

『ターミネーター ニュー・フェイト』の“百合映画”という呼称について思うこと ネタバレなし解説+ネタバレ感想

今日の映画感想は『ターミネーター:ニュー・フェイト』です。 いやね、今回の『ニュー・フェイト』における女性たちの関係性は本当に素晴らしいと思うんですよ。名作『ターミネーター2』を地上波で再見して改めて思ったのですが、やはりこのシリーズは「追…

ネタバレ『空の青さを知る人よ』感想・解説・考察!セリフを振り返ると気づくこととは?

今日の映画感想は『空の青さを知る人よ』です。 テレビアニメ『あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。』(以下『あの花』)、劇場用アニメ『心が叫びたがってるんだ。』(以下『ここさけ』)に続く、長井龍雪(監督)・岡田麿里(脚本)・田中将賀(キャ…

『プロメア』4DX版の感想レポート!より楽しむための“劇場選び”のポイントとは?

今回はアニメ映画『プロメア』の4DX版の感想です! さてさて、この『プロメア』はとてつもないロングランヒット、そして盛り上がりを見せているんですよ。 5月24日の公開日から2ヵ月半かけて興行収入10億円を達成(現在は11億円を突破)物語の前日譚となる「…

映画『ジョーカー』ネタバレ解説!認めたくないが傑作の理由とは?(前半ネタバレなし感想)

今日の映画感想は『ジョーカー』です。 誰もが知るアメリカンコミック(アメコミ)ヒーローのバットマン、その永遠のライバルであるジョーカーを主人公に迎えた映画です。“DCコミック”のスーパーヒーローたちが同一世界で活躍するシリーズには『アクアマン』…

『HELLO WORLD ハローワールド』ラスト1秒でひっくり返ったものとは?徹底ネタバレ解説・考察!(前半ネタバレなし感想)

今日の映画感想は『HELLO WORLD』です。 いや、これ、すっげー面白かったですよ!パッと見の印象では明らかにボーイ・ミーツ・ガール×セカイ系(主人公のやったことが世界に及ぶ物語)な内容で、『君の名は。』以降に企画されたエピゴーネン(模倣されたオリ…

『アナベル 死霊博物館』からホラーの怖さとは何かを考える(4DX版ネタバレなし感想)

今日の映画感想は『アナベル 死霊博物館』(原題:Annabelle Comes Home)です。 大ヒットしている死霊館シリーズの第7弾となる最新作です。もう早々に結論を書いちゃいますが、本作の満足度は可も無く不可もなく程度でした。でも、これが良い意味でライトに…

『見えない目撃者』日本最高峰のスリラー映画である「8つ」の理由を全力解説!(ネタバレなし感想)

今日の映画感想は、9月20日より上映が開始された『見えない目撃者(2019年)』(日本版リメイク)です。 初めに断言しておきます。この『見えない目撃者』は(韓国映画が原作であるのでこの文言は適切ではないのかもしれませんが)、冗談やお世辞など抜きで…

上映時間7時間18分の傑作映画『サタンタンゴ』を観るべき「10」の理由(ネタバレなし感想と助言)

あなたはご存知でしょうか?現在上映時間が7時間18分もあるという、とんでもない映画が公開中ということを……。そんなわけで、今回は『サタンタンゴ』を紹介します。 まず、箇条書きで端的にこの『サタンタンゴ』のアピールポイント……いや、“観る前の心構え”…

『かぐや様は告らせたい』実写映画としてのアプローチは正解?(ネタバレなし+ネタバレ感想)

今日の映画感想は『かぐや様は告らせたい~天才たちの恋愛頭脳戦~』です。 テレビアニメ版も大好評を博した同名マンガの実写映画化作品です。 自分はこの原作マンガおよびアニメ版をガッツリ楽しんだ上(どっちも大好き)で劇場で足を運んだわけですが……結…

『二ノ国』がアニメ映画史上に残る何かになった理由を10000字以上かけて全力解説する(ネタバレなし+ネタバレ感想)

今日の映画感想は『二ノ国』です。 どうしよう……結論から申し上げますが、今年ぶっちぎりワースト候補の映画、いやアニメ映画という括りではこの世でいちばん大嫌いな映画に出会いました。このブログで0点をつけたのは『ギャラクシー街道』以来です。観てい…

『ライオン・キング』超実写とアレンジの意義を語る(4DX吹き替え版ネタバレなし+ネタバレ感想)

今日の映画感想は『ライオン・キング(2019)』です。 1994年のアニメーション映画『ライオン・キング』を超実写化したリメイク作です。超実写化ってなんだよ!って誰もが思うところですが、確かにそう銘打ったことも納得できる、映像のクオリティにまずは圧…

『ワイルド・スピード/スーパーコンボ』最強ハゲ2人無双(4DX吹き替え版ネタバレなし+ネタバレ感想)

今日の映画感想は『ワイルド・スピード/スーパーコンボ』(原題:Fast & Furious Presents: Hobbs & Shaw)です。 人気アクションシリーズ『ワイルド・スピード』のスピンオフ作品です。このシリーズは作られるたびに偏差値が下がっていく印象がありました…

『ドラゴンクエスト ユア・ストーリー』オチに激怒した理由と具体的改善案を語る(ネタバレなし+ネタバレ感想)

今日の映画感想は『ドラゴンクエスト ユア・ストーリー』です。 ※この記事では『ドラゴンクエスト ユア・ストーリー』を基本的に酷評しています。本編を文句なしに楽しんだという方にとっては不快になる可能性も高いと思われます。ご了承ください。 1992年に…